奥村外科胃腸科と介護施設との連携

前回は「病院と各グループ関連施設との連携のメリット」についてお話ししましたが、
今回は「どのような連携をとっているか」お話ししたいと思います。

24時間連携体制

当院は救急指定診療所に認定されており、急な発病・ケガに、深夜も対応しております。
その際、関連施設に入所されている方であれば、持病・服薬・注意事項等、病院でも大方把握できていますので、施設からの距離にもよりますが、病院に救急の連絡が入り、病院に向かい到着する頃には、カルテ準備・検査準備・診療準備が整っています。

定期健康診断

関連施設に入所される方には、まず入所時健診があります。
入所後は定期的に健診を行い、病気の早期発見に努めています。

訪問診療

施設在所によりますが、日毎~週1回で奥村外科胃腸科に所属する医師が訪問回診し、入所者の声を直接聞き、身体の様子を診ています。
その場で治療することもありますし、精密な検査が必要な場合は来院し、数日入院ということもあります。

その他医療機関への紹介

医師が高度な治療や手術が必要と判断した場合には、地域の急性期病院や専門病院を紹介する体制を整えております。

人は高齢になるにつれ、糖尿病や腎臓病などの持病が悪化する恐れ、身体能力の低下、認知能力の低下が多かれ少なかれ出てきます。
特に季節の変わり目には体調を崩しやすくなりまし、食欲不振で体力不足・栄養不足状態の時などに重なると、死に至る場合も出てくることでしょう。
認知症は、骨折や脱水で数週間安静にするなど、ちょっとしたきっかけで一気に進行することがあります。
一度なってしまうと完治することはなく、進行をできる限り遅くすることしかできません。進行を緩やかなものにするためには、認知症ケアやリハビリ、健康管理と日々の細やかなケアが重要になってきます。
1人では身の回りの事や、外出がしにくくなってくる中、自宅で暮らされる方、施設へ入所される方、デイケアを利用される方と様々ですが、周りの人の見守りや手助けにより、今できていることを継続できるようにしてあげることが望ましいですね。

さて奥村外科胃腸科は地域密着の病院であり、各施設の連携病院です。
一般外来の患者様でも施設からの患者様でも、医療サービスに最善を尽くすことに差はありませんが、グループ関連施設入所の患者様ですと、日々の状態報告書を読んだり、施設職員との電話の中でお名前が出たりしますので、個人的には思い入れがでてきます。
普段から入所されている方々に、家族と同じ思いで接している施設職員の気持ちがこちらにも伝わっているのかもしれません。
病院と各グループ施設との連携は滞りなく行われるのはもちろんのこと、職員間の心の連携というものも大事にしていきたいと思う今年初めです。

担当:奥村外科胃腸科

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