介護のプロを目指す中で学ぶべきこと「車いすへの移乗編」

車いす

介護のプロを目指す中で学ぶべきことは色々あります。今回は前回の「歩行介助編」に引き続き車椅子への移乗編をお伝えさせていただきます。
前回の投稿 介護のプロを目指す中で学ぶべきこと「歩行介助編」

車いすへの移乗に関して一連の動作とはどういったものがあるでしょうか。
・端座位
・立つ
・車いすに腰かける
・深く腰掛ける

一連の動作をスムーズに行うことは難しいことですし、転倒のリスクがないわけではありません。ではどう言った行動をすることで動作をスムーズに行い転倒のリスクを小さくすることが出来るのでしょうか。

次に行う動作に関して分かりやすい言葉でお声がけをします。そういった誘導を行うことで体のバランスを整えながら動作をすることが出来、転倒のリスクを減らせるというわけです。丁寧なお声がけには相手にも伝わりやすくかつ安心感を増すことが出来、落ち着いた行動に結びつけることも出来ます。

前回の歩行介助編でもありましたが、これから車いすに移乗することを説明しその目的や目的地を伝えてあげます。相手にも気持ちの準備がありますからまずは「動く気になる」と思う気持ちを持っていただくことから始めます。
良い例:お食事の用意が出来ましたので、食堂に行くのに車いすに乗るお手伝いをさせていただきます。
悪い例:車いすに乗ってください。

車いすにのっていただく前に、事前のチェックは大切です。例えばブレーキがかかっているのか、かかっていないのか、フットレストが上がっているのか、下がっているのか、しっかりと確かめてから、丁寧に誘導し移乗してもらいましょう。
良い例:ゆっくり車いすに座ってくださいね。最初は浅く座ってくださいね。
悪い例:早く座ってください

車いすは基本的に移動の手段に用います。長時間座るために作られてはいません。ですから長時間座ったままになった場合、床ずれが出来ることがあります。長時間車いすに座らないように注意するとともに、床ずれの可能性がある場合、クッションなどを用いて体重を分散させることも必要になります。また止まった時には、フットレストを開いて足を床につけてもらい足踏みをしてもらうことで体重のかかり具合も変わります。

日々の介助を行う中で、車いすのパーツ名称を覚えることも大切ですが、高齢者には、フットレスト・アームレストなどといった言葉はわかりづらいものです。ですので、足置き、肘置きなど分かりやすい言葉でお伝えするとともに、どういった場合に危険なのか、どうすれば安全なのかをしっかりとお伝えしましょう。

良い例:足をしっかりと足置きに乗せてくださいね。出ないと足が巻き込まれたりする危険がありますからね
良い例:これはブレーキですので止まった時はこうすることで、車いすが動かなくなり安全ですからね

私たちメディカルケアグループで働くスタッフは利用者様お一人おひとりにあわせて、「食事」「排泄」「入浴」「睡眠」、そして「歩く、座る、立つ」などが少しでもご自分できるような介護・看護・リハビリ・医療サービスが大切と考え「その人らしく」を支援しております。

また研修・教育・資格取得にも力を入れて一人ひとりが介護のプロを目指しております。介護にはケアや介助などまだまだ学ぶポイントが沢山ありますので、私たちと一緒に働きながらプロの介護福祉を目指していきましょう。

お気軽にご利用できる相談窓口がありますので是非ご連絡ください。
【連絡先】
奥村外科胃腸科 0776-33-1500
介護老人保健施設 ひかりケアホーム 0776-33-1600
特別養護老人ホーム ひかり苑 0776-64-3500
デイサービス・リハビリサポートセンター 木漏れ日ハウス 0776-64-3355
高齢者サポート うららの家 0776-33-2555
地域密着型介護老人福祉施設 泉の郷 0776-52-1300
ほやねっと明倫(福井明倫包括支援センター) 0776-33-5777

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