介護のプロを目指す中で学ぶべきこと「口腔ケア パート1」

歯磨き

利用者様に最も信頼関係を必要とするケアの一つが口腔ケアになります。
口腔ケアは虫歯や歯周病の予防するために必要ですが、誤嚥性肺炎の発症や予防にも重要なケアになります。食物や唾液などと共に雑菌が肺に入ることで、誤嚥性肺炎が引き起こされることがあります。口腔内を清潔に保つことで事前に予防することが出来ます。
自分で歯を磨くことが出来ない利用者様もいらっしゃいます。介護スタッフが口の中を見ながらのケアにあると思いますが、口の中を見られることは恥ずかしいものですので、利用者様との信頼関係をしっかりと築けるようにしましょう。

1.信頼関係を築くために
利用者様に口腔ケアを行うことの大切さをしっかりと知ってもらうためにわかりやすく説明します。強制やお説教などの口調にならないように、やさしい言葉かけを心がけましょう。
・「口の中は大切ですからしっかりとケアしましょうね」
・「口の中にばい菌が入ると大変ですからケアしましょうね」等
お声がけする内容に、口腔ケアの大切さを一言付け加えます。

2.出来るところまでは利用者様が
入れ歯の方は入れ歯を外す→入れ歯をブラッシング→お口の中をすすいでブラッシング
これらを出来る利用者様には自分でやっていただきます。口腔ケアは利用者様が自分で出来ることも部分的にあると思います。過介護にならないように、できる所を確かめながら進めましょう。
・「ご自分で磨けるところはやってみてください」
・「○○さんは歯磨き上手ですね」等

3.磨けない部分をフォロー
利用者様が自分で磨いてもらったら、口の中を確認して、磨ききっていない部分をフォローしましょう。緊張しないような雰囲気作りとお声がけを行いましょう。
・「きれいに磨けましたね。少しだけ磨き足りないところを磨かせていただきます」
・「○○の部分だけお手伝いさせていただきます」

口腔ケアをどうしても受け入れてくれない利用者様がいた場合、口をすすぐように促してみて下さい。また食後にお茶を飲むだけでも、お茶に含まれる成分の殺菌作用で口の中を清潔に保つことに役立ちます。無理にやらせるのではなく、これらの方法を試してみます。その後もお声がけしながら様子を見て、それでも拒否するようでしたら、ご家族の方とも連携しながら、今後の対応を歯科医師や歯科衛生士などに相談してみましょう。

介護スタッフ同士で口腔ケアをする研修は、ケアの質を高めるためにも必要だと思います。口腔ケアに対する抵抗感や恥ずかしさを実感し、それでも大切な事だからやらなければという姿勢になって口腔ケアを行うと自然とお声がけや雰囲気作りの必要性も実感できると思います、

私たちメディカルケアグループで働く介護スタッフは利用者様お一人おひとりにあわせて、「食事」「排泄」「入浴」「睡眠」、そして「歩く、座る、立つ」などが少しでもご自分できるような介護・看護・リハビリ・医療サービスが大切と考え「その人らしく」を支援しております。

また研修・教育・資格取得にも力を入れて一人ひとりが介護のプロを目指しております。介護にはケアや介助などまだまだ学ぶポイントが沢山ありますので、私たちと一緒に働きながらプロの介護福祉を目指していきましょう。

お気軽にご利用できる相談窓口がありますので是非ご連絡ください。
【連絡先】
奥村外科胃腸科 0776-33-1500
介護老人保健施設 ひかりケアホーム 0776-33-1600
特別養護老人ホーム ひかり苑 0776-64-3500
デイサービス・リハビリサポートセンター 木漏れ日ハウス 0776-64-3355
高齢者サポート うららの家 0776-33-2555
地域密着型介護老人福祉施設 泉の郷 0776-52-1300
ほやねっと明倫(福井明倫包括支援センター) 0776-33-5777

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